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2008.08.18

インプラント治療のアフターケア

最近 他医院でインプラント治療をされた方が、予後不良により来院されるケースが増えています。

「インプラント部からの出血や膿みが止まらない」 「ブラッシングを勧められるばかりで全く改善しない」というのが主なお悩みの原因のようです。  

この症状が所謂 インプラント周囲炎と呼ばれるものです。

天然歯における 歯槽膿漏と同じようなものと考えて頂けると分かり易いと思うのですが、インプラント周囲炎が進行すると 歯槽膿漏が進行して歯がグラグラとなるのと同じように インプラントの周囲の骨が痩せてきてインプラント体がグラグラしてきて 最悪の場合 インプラントを除去しなければならなくなります。

そういう事態はなんとしてでも避けたいものです。

松田歯科クリニックでは、まずは歯周内科治療をお勧めしております。インプラント周囲炎も歯槽膿漏も細菌に因る感染症です。 感染症を治すには 細菌に最も効果的な抗生物質を使用するのが最善の方法だと考えております。

実際ほぼ100%の方が、「出血が止まった」「ウソみたいに腫れがなくなった」と喜んでおります。

松田歯科クリニックでは更に 最新の炭酸ガスレーザー高周波治療器を用いることで、殺菌消毒、歯周組織再生促進作用 などにより、インプラントが可能な限り長期間 維持できるよう努力しております。

       炭酸ガス レーザー     高周波治療器と笑気吸入器(後方)

折角 高額な治療費をお支払頂き、更には長いオペ時間、回復期間を頑張って インプラントを植立されたわけですから 10年、20年とインプラントがお口の中で最高の機能を保てるようにこれからも最善のメンテナンスを行っていきたいと思っています。