この１週間ほど 昔から親しくさせて頂いている 矯正専門の先生と 「インコグニート」 と 「デーモンシステム」について 様々な角度から 比較していく 熱い メールのやり取りをしておりました。
勿論 どちらも 世界最新の矯正システム なので 悪いわけはないのですが、 どちらも日本においては それほど浸透していない 治療法なので いろいろな意見があるのも事実であります。
インコグニート は、ヨーロッパにおいて トップシェアを誇る 舌側矯正システム であります。 そのメリットの最たるものは 勿論 表から矯正装置が見えないことです。 これだけでも この装置を選択する価値は 大いにあるわけです。
インコグニートは 唇側に付ける 通常の矯正装置と比べて 歯面清掃性にも 圧倒的に優れるので むし歯や歯肉炎の頻度も 少なくなります。
術者の立場においても コンピューターシュミレーションによって 製造されたハイテクワイヤー と 私の知る限り 全ての矯正装置の中で 最も 正確な位置に インダイレクトされる ブラケットポジション は 非常に精度の高い治療を約束してくれます。
ただし 歯の裏側の作業なので 唇側矯正の２倍 疲れます（私だけかも）
本日 一人の インコグニートの患者様の契約が決まり、 最初の型取りを行ったところです。 やはり決め手は 「見えない矯正」 というところだったようです。
高価な貴金属をブラケットに使用しますし、 ドイツ発注となりますので 一般の矯正装置より高くなってしまうのが 欠点ではありますが、 難症例が多く 審美性に敏感な日本人にこそ もっと受け入れられてもいいのでは と思っている インコグニート であります。
デーモンクリアは、 インコグニート、インビザライン と 共に 当院の主力 矯正装置として 力を入れているものですが、 「Muscle Wins」 という言葉に この矯正装置の本質は集約されるかもしれません。
呼吸 及び 舌、咀嚼筋の機能を生かした矯正治療法ということであります。
強い力を加えれば 歯は動きやすい というわけではなりません。 デーモンシステム の ライトフォース によって歯の周りにある歯根膜という膜をあまり圧迫せず、 血流を妨げないようにすることで 代謝は活発になり 歯は動きやすくなります。
そして デーモンシステム のパッシブな ローフリクションによって狭窄している 歯列弓、歯槽弓 を広げ、結果的に舌房を広げ、 安定的な鼻呼吸を確立することで 舌と口腔周囲筋、 咀嚼筋の活動が 正常化し、安定的な咬合を長期に渡って 維持させることが できるわけです。
生体に優しい、患者様に優しい デーモンシステム とは こういう意味です。
当院の デーモンシステムは 上顎前歯部の目立つところ 10本の歯が 全て透明な デーモンクリアを全治療ケースで行いますので 審美性も 一般のデーモンシステムよりは 遥かに優れております。
インコグニート ＶＳ デーモンクリア どちらが全て優れている というわけではありません。 患者様が矯正治療おいて 何を一番 優先されるか ということで お選び頂ければ と存じます。
なるべく目立たない治療法を希望されるのか、 なるべく早い治療を希望されるのか、 それとも 歯にブラケットを付けるのは嫌だから インビザライン のようなマウスピースなら許せる と思われるのか 当院は あらゆるタイプの最新の矯正装置を 御用意できますので 是非 お気軽に 御相談にいらして頂ければ と思っております。
さて 本日 私は 「Bunkamura オーチャードホール」にて 「リベラ」のコンサートを観て参りました。
オーチャードホール 私がネット予約した時は もう この席しか空いていませんでした。 1月に申し込んだのですが・・・・・。
このブログでも リベラのことは ユーチューブにて よく紹介してきたので 御存じの方も多いと思いますが、 彼らは ロンドンを拠点とする 少年合唱団 であります。
楽曲も素晴らしく 全ての曲において 本当に癒されます。 以前も書きましたが、 私は インプラントの治療前 に気分を落ち着けるために リベラの曲を よく聞いております。
是非とも 直に彼らの声を聴きたいと 以前から思っていたので 本日 念願が叶いました。
著作権の関係で 彼らのコンサート模様や 顔写真を お届けできないのは 本当に残念なのですが、実に素晴らしい時間を過ごさせて貰いました。 多くの女性ファンが 感極まって涙しておりました。
最期に サイン会と握手会に行ってきたので その サインだけ 掲載したいと思います。
ラルフ君 も 変声期が近いようで これが見納めなのかなぁー と寂しくなりました。
首振り カヴァーナ君
ドナルドダックの物まねが得意な カシウス君
