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2008.01.06

金属アレルギーについて

歯科と内科の連携を強化しなければならない問題に金属アレルギーの問題もあります。以前もお話しましたが、私は金属アレルギーの患者様が来る度に心が痛むのです。

それは金属アレルギーのアレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因となるもの)が、歯科用金属である可能性があることに対してであり、保険診療の限界に対してでもあり、金属アレルギーの患者様にこれから行うであろう高額な金属の置換行為に対してでもあり、・・・・。

ただ ご理解頂きたいのは、保険の範囲で極めて安価に金属修復治療ができるのは世界中で日本だけであるという事実、そして我々歯科医師は、12%金銀パラジウム合金からより生体親和性の高いノンパラ(パラジウムを使用しない)の30%金銀合金への移行を強く望んでいるということです。

現在 多く患者様が保険で装着している「銀歯」と一般に言われるものは、銀を主成分とし、金、パラジウム、銅、インジウム、イリジウム、亜鉛などを含有しています。

パラジウムに関しては、ドイツやスウェーデンでは安全性に疑問がもたれており、現在殆ど使用されておりません。日本では保険診療において 金の耐摩耗性、そして、銀の耐蝕性、耐硫化性という欠点を補う為などの理由でパラジウムが添加されています。

インジウム、イリジウムに対しても金属アレルギーが報告されていますが、現在の冶金技術では、金と白金の2種類のみでは歯科合金は作ることが出来ないとされており、含有せざるを得ない金属であります。

金属アレルギーの治療は、当然ながらアレルゲンである金属の除去、及び金属アレルギーリスクの極めて少ない代替材料への置換となります。

現時点では 代替材料としては、セラミック系とハイブリッドレジン系(硬質プラスティック)となります。小さな金属置換には、保険でできるレジンというプラスチック系の充填材もあります。

咬合力に耐えるためには かなりの強度を必要とする奥歯やブリッジには、ジルコニア セラミックという選択もあります。ジルコニア セラミックは、スペースシャトルの耐熱タイルやF1のブレーキシステムの部品にも採用されている非常に強度に富んだ素材であると共に人工関節にも利用されてる生体親和性にも富んだ素材です。 ただし非常に高価な素材です。

将来的には より安価なバイオマテリアルが開発される可能性もありますし、再生医療、ティッシュ・エンジニアリングの進展も予測されますが、まだまだ先の話です。

セラミック系とハイブリッドレジン系 共に保険ではありませんので 問題は治療費となりますね。

松田歯科クリニックでは、金属アレルギーに伴う金属の大量置換とその経済的負担を考慮しました治療費設定を行っています。松田歯科クリニックHP料金表をご覧になり、遠方から相談に来られる患者様もいらっしゃいます。

理想を追求すれば非常に高価となる可能性もある金属アレルギーの治療なのですが、松田歯科クリニックでは患者様と綿密な相談を行い、ケースバイケースで より現実的な治療法も検討しております。

現在 金属アレルギーとなっていない方も将来的に金属アレルギーになる可能性もありますし、原因のわからない不定愁訴でお悩みの方の病因が金属アレルギーである可能性もあります。

症状が深刻化する前に是非 ご相談にいらして下さい。

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