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2007.12.14

歯周内科治療とリアルタイムPCR法

歯周内科治療に対する患者様の評価は非常に高いものを感じます。最近では お隣の文京区からも歯周内科治療の相談で患者様が御来院されるようになりました。

実際 その効果は目を見張るものがあります。

位相差顕微鏡による歯周病菌の観察を希望される患者様もいらっしゃいます。確かに歯周病菌や白血球の動くダイナミックな映像は衝撃であり、患者様に歯周病治療へのモチベーションを強く与えるかもしれません。

しかしながら私個人としましては もし患者様が 御自分の歯周病菌の種類、構成内容を正確に把握し、歯周内科治療に生かしたいとお考えならば リアルタイムPCR(ポリメラーゼ連鎖反応) という細菌のDNA分析をお薦めします。その方が遥かに正確で 的確に歯周内科治療に生かせるからです。

分析は検査会社に委託しますから 当然 時間とお金は掛かりますが。

リアルタイムPCR法により、P. gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバーリス), Treponema denticola(トレポネーマ・デンティコーラ)、Haemophilus actinomycetemcomitans, B. forsythus, P. intermedia などの歯周病菌の特定、構成率などの正確な分析が可能になります。

歯周病の方の 60~70%から P.gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバーリス)という歯周病菌が特定されます。 P.gingivalisは、色々な歯周病原細菌の中でその病原作用は最強に部類され、最も主要な歯周病原因菌であります。

このP.gingivalisは、全身疾患とも非常に関連性が指摘されており、心筋梗塞や動脈瘤などでも病原巣から検出されます。 更にP.gingivalisは、女性ホルモンを好む傾向があり、妊娠性歯周炎、早産や低体重児出産を引き起こす危険性も報告されています。

国立がんセンターによると 食道ガンの細胞をDNA分析したところ、トレポネーマ・デンティコーラが32%を占めていたと報告されています。

歯周病菌が全身疾患に深く関与していることは、今後更に明らかにされていくと思われます。

歯槽膿漏を治療することは 歯のみならず全身にとっても とても大事なことなのです。

歯周内科治療に用いられるアジスロマイシンが、P.gingivalisなどの歯周病菌にどのように作用するかは 松田歯科クリニックHPで詳しく述べていますが、少し難しくなりますので、歯周内科治療が理論、エビデンスに裏付けられた 歯周病に最高の効果をもたらす治療法であることだけ理解して頂ければと思います。

歯がグラグラするのだけれど・・・、歯茎からの出血が気になる・・などの症状をお持ちならば 是非 歯周内科治療を検討されることをお勧めします。

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