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2008.04.26

幸福の品格

山のあなた      

山のあなたの空遠く、

「幸」住むと人のいふ。

ああ、われひとと尋めゆきて、

涙さしぐみ、かへりきぬ。

山のあなたになほ遠く、

「幸」住むと人のいふ

           

             カール=ブッセ(上田敏訳)

先日 ある年配の先生と歯科医療の今後や近況について語り合っていた時に 「先生にとって幸せとはなんですか?」と尋ねられたことがあります。

私の幸せ・・・家族の笑顔、健康・・・勿論それは 父母、兄弟も含めた大きなファミリーとして。 そして個人的には歯科医師としての成功を極めたいと思っているのだが。

年配の先生 「私には 先生がちょっと無理をしているようにみえたもので・・・・」

確かに最近はハードワークの連続だった。 いや、しかし私はこの医療崩壊の叫ばれる中で確固たる勝ち組にならなければならないのだ。それは私のプライドして、そして家族の為、従業員の為・・・ この程度のことなど・・・・。

年配の先生 「私は健康こそが幸せだと実感しています。同期の友人、後輩を失う度にその思いを強くしています。健康であれば大概の事はなんとかなるはずです。

毎年 家族3人で人間ドックに行っています。 先生も是非行かれることをお勧めします。」

そういえば 仕事にかまけて もう1年以上検診をしていないな。今度 時間を作って行かないとな。

年配の先生 「私は患者さんから (先生はお金は豊かじゃないけれど心は豊かだから先生にずっと診て貰いたい)と言われたことがあります」

患者様は健康で楽しい食生活、若々しく美しいスマイルラインを夢見て 可也の決心をして歯科医院を訪れるはずだ。 目先に走った話ばかりしていては きっとがっかりすることだろう。 

心身共に健全な状態で 患者様の全てを寛容に受け入れる気持ちで 向き合わなければ見えてこないものがあるのかもしれない。

幸せの定義は実に曖昧模糊としたものでありますが、  私の場合は、 家族の笑顔、自らの成功、健康、患者様の笑顔、感謝・・・ 漠然とこういうものが幸せなんじゃないかと思っています。

「幸せは遠くにありて思うもの」とも言いますが、幸せは山の向こうの遠い彼方にあるものではなく、案外と身近なところにあるのかもしれません。 自らの意識改革を行うことで。

人間は基本的に上昇志向の強い生き物です。その飽くなき欲望、情熱が 時に幸せを自ら遠ざけ、 山の彼方のもっと遠くに幻影として存在させているのかもしれません。

ゲーテは言いました。 「平凡こそ非凡なれ」と。

自ら非凡なる成功、才能を欲し、焦燥するのではなく、毎日の誠意ある診療の積み重ねから 患者様の信頼や感謝を頂ければ 歯医者冥利に尽きるというものです。

私のブログも漸く 閲覧者1万件を超えます。有難う御座います。 

これからも頑張って継続していきたいと思っていますので 今後とも宜しくお願いします。

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