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2010.05.05

Dr 松田 イン ワンダーランド

ゴールデンウィークは どのように過ごされましたか? 私は久しぶりに実家に戻っておりました。

絶好のドライブ日和でしたので 父親の車を借りて鹿児島市内より 指宿(いぶすき)の方へ南下、まずは 薩摩富士と呼ばれる 開聞岳(かいもんだけ)に行くことにしました。

      

         長崎鼻(ながさきばな) から 開聞岳 を望む

 

そして 時には違うコースで楽しもうと ついつい調子に乗って開聞岳を一周することにした私は  鬱蒼とした森の中 学生時代に噂で聞いたことのあったミステリースポット 「開聞トンネル」と初めて遭遇することになったのでありました。

「なんじゃ こりゃー!」

車一台ギリギリ通れるスペースの真っ暗なトンネル、明りを採るために天井部に開けられた穴からは鬱蒼と蔦が垂れ下がり 殆ど光を遮っています。 そしてそのトンネルは「なんで?」と思うくらいクネクネと曲がっています。 対向車が来たら完全にアウトです。身動きがとれそうにありません。   「こ、こんな道が存在していいのか!」 

日本全国津々浦々 相当の走行距離を誇る私をしても こんなに不思議なトンネルは初めてです。 流石 鹿児島屈指の心霊スポットと呼ばれるだけのことはあります。

勇気のある方は 鹿児島にお越しの際 是非トライしてみて下さいな。 但し 夜は絶対にやめて下さいね。色々と噂もあるみたいですし、何かあっても多分誰も助けに来ないから・・・・。  私はもう二度と行く気はありませんよ。

     

 知覧(ちらん) 武家屋敷庭園  知覧は お茶と特攻隊基地で知られています

話は変わりますが、私にとっての忘れられない思い出の地が またひとつ消えようとしています。

来年の3月をもって 赤プリの愛称で親しまれた「グランドプリンスホテル赤坂」が閉館するそうです。

決して 西武の大株主 ハゲタカ「サーベライ」だけが悪いわけではないのでしょう。

バブル期には 「いつかは赤プリ」とまで言われたトレンディースポットも 終に時代の波に飲まれることになったわけです。 

私自身 大昔にここで結婚式を行いましたし、様々な忘れられない思い出がある思い入れのあるホテルなので とても残念であります。

先日 思い出に浸る為 家族で 旧館のフレンチレストラン「トリアノン」にてランチをしました。 

帰り際に 式を挙げた教会に寄ってみると 年配のご夫婦が「私達 ここで式を挙げたのに・・・寂しくなるわね」と言っているのを聞きました。 

誰しも同じ寂しい気持ちなんでしょう。 訪れた多くの方が感傷に浸っているようでした。

   

     高層の新館は取り壊され、 旧館は現状通り残るということです。

   

          旧館にある 教会

今回の発表はトップシークレットであり、従業員の方々もニュースで初めて知り びっくりしたそうです。 彼らには 感傷に浸ったいる余裕もないわけです。 大変な時代になったものです。

 

感傷に浸ったり、びっくらこいたゴールデンウィークも もう終わりです。

松田歯科クリニックは、明日より平常通り診療を行います。5月は学会等で非常に忙しくなりますので 時に休診になることがあると思いますが 宜しくお願い致します。