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2015.05.02

インビザラインG6(マウスピース矯正のパラダイムシフト)

当院では 「見えない矯正」(目立たない矯正)システムである 透明なマウスピースを用いた 「インビザライン」矯正を御希望される患者様が 特に若い女性を中心に 非常に増えております。

今回 インビザライン・システムにおいて 大きな進歩がありましたので ご連絡したいと思っております。

東洋人に多い、 重度の叢生(乱杭歯)  や 上下顎前突 に対する治療法は、これまで マウスピース矯正では なかなか対応が難しいものでありました。
患者様が インビザラインご希望にも拘わらず、 難症例の為に 止むを得ず ワイヤー矯正をお勧めするケースが 当院においても多々御座いました。

今回 第一小臼歯(犬歯の次の歯)抜歯症例対応の「インビザラインG6」が登場しましたことに由り、 今までマウスピース矯正での対応が難しかった 多くの症例において 「インビザライン」での治療が可能となりました。

これは マウスピース矯正システムにおける 革命とも言うべき 出来事だと 私個人は 認識しております。

飽くまでも個人的な 感覚、感想なのでありますが、 矯正治療の終了時の仕上がりの自然さ というものは、インビザライン・システムの方が、 ワイヤー矯正よりも優れていると感じています。  
特に 歯肉ラインの自然な感じ、美しさ においては 明瞭な差を感じます。

如何にも ワイヤーで力づくで動かしました というものと 「クリンチェックPro」という 優れたコンピューターシステムとの連動で ゆっくりと正確に動かしたものの微妙な違いではありますが、 矯正治療が 審美性の改善を大きな目的とするのであれば この差は意外と大きいのかもしれません。

 
最後に インビザラインG6 への理解を深めて頂くために動画を添付しておきます。英語でありますが、動画を御覧になるだけで ある程度 歯の動き方が理解ができると思います。 

Invisalign G6. Clinical Innovations for First Premolars Extraction