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2012.02.17

デーモンシステム矯正治療におけるパラダイムシフト

矯正治療の パラダイム シフトと申しましても なにか固定観念が劇的に変化するわけではなくて なるべく患者様に優しい矯正治療を追及していったら 「デーモン システム」という矯正治療法 が誕生した ということになるわけです。

私の知る限りにおきまして 「デーモンシステム」は 大変素晴らしい矯正治療法であります。 

人工的に ではなく、あくまでも 生体と調和のとれた自然な歯並びを目標としておりますので なんらかの内的、外的要因に因って抑制されていた 生体本来が潜在的に保持していたであろう ポテンシャルをサポートしていく形で 患者様の体に なるべく負担を与えない形で 矯正治療は 進んでいきます。

また デーモンシステムは、他の矯正治療よりも 治療ゴールの近くまで歯が移動する時間が とても短いので 抜歯しなければならないのかどうか の判断を治療の途中に置くことが可能です。

つまり 他の矯正治療法のように デンタルVTO などの 様々な計測データから 「これこれこういう理由で 歯を並べる為に まずは歯を抜きましょう」ということではなく、デーモン システムにおいては 取り敢えず「まずは歯を並べてみましょう」ということになります。 

そして そのゴール近くの歯並びを 患者様に御覧頂き、 もう少し前歯を奥に入れたい などの御希望があれば その時に抜歯するかどうかを患者様と共に 判断すればいいのです。 これならば 患者様も抜歯に納得して頂けるはずです。 

 

そして 抜歯後の歯の移動がスムーズなのも デーモン システムの特徴です。 

確かに デーモン システムによって 歯槽基底部が広がり、非抜歯が増えた とのエビデンスもありますが、 不正咬合の割合が とても多い日本人においては デーモン = 非抜歯 との認識は持たないで頂きたいと思います。

歯を抜かないで済む可能性が増えた。 抜くにしても患者様に納得して頂ける形で抜くことができる との認識で宜しいのか と思います。

デーモン システムのメリットは色々とあるのですが、日頃 矯正治療をしていて 歯を抜くかどうか というのは 患者様にとって 非常に大きなポイントになると感じておりますので 少し詳しく説明してみました。

デーモン システムによる 矯正治療は デーモン・ブラケットとデーモン・ハイテクワイヤーにより、ローフリクション(少ない摩擦)とローフォース(弱い力)で進行します。  

  

通常の矯正治療のように ブラケット部分でしっかりとワイヤーを固定しないので バインディング(拘束)やフリクションを 極力減らすことができます。 デーモン システムによる矯正治療は 従来の治療より きっと痛みが少ないはずです。

 

ニッケルチタニウムに銅を加えた デーモン・ハイテクワイヤーは、通常のニッケルチタニウムワイヤーよりも 回復力の減衰が少ない為、 一定の除荷時な力(歯の移動力)を長期に発揮します。 

その為 アポイントは 通常の矯正治療のように1か月置きでなく、8~12週ごとで いいので 来院回数を 大幅に少なくすることができます。

デーモン システムは 様々な面で 患者様に負担の少ない 矯正治療法であることが ご理解できましたでしょうか。

パラダイム シフト   国民の70%以上が 罹患している 最大の感染症は ?  答えは歯周病です。 歯周病が感染症ならば 抗生物質で治る と思いませんか?   是非 歯周内科治療を試してみてください。 そして効果のほどを実感してください。

歯周病が感染症ならば 免疫力を強化すれば いいのでは? と思いませんか。 全身のリンパ球の60%~70%は 腸に存在しています。  そして癌細胞に効く免疫系統も 80%は 腸の腸管というところに集中しているといわれています。

そして口腔には 舌、扁桃といった免疫器官が存在します。 つまりは 消化管の入り口である 口腔、 そして出口である 腸が 免疫機能において とても大きな存在であることが理解できますね。

しっかりとよく噛むことで 口腔免疫機能を保護する唾液分泌は盛んになります。 しっかりよく噛むことで 口腔は 食べ物を細かく粉砕し、 腸などの消化器官への負担を少なくします。 あまり噛まずに飲み込んだ食事をしていると 腸への負担が増加し、免疫力も著しく低下します。

もしも不幸にして 歯がなくなったりした場合は インプラント治療などにより 咀嚼機能を大きく改善してあげることが、 免疫機能の強化、健康維持に直結することが 理解できたでしょうか。 少しこじつけでしたか?

随分 昔に このブログで 「プロバイオティクス」について説明しましたが、 口腔内、腸内細菌の細菌叢を少しでも改善できるならば とても有意義なことですね。

私はピロリ菌(胃がん、胃潰瘍 etc)対策ということで 明治「LG21」ヨーグルトを 毎日食しています。 納豆も 最近は よく食べるようになりました。 

腸などの消化器官やリンパ球の運動は 副交感神経の支配下にあります。 つまりは過度のストレスも 腸の機能を低下させるわけです。 ストレスで癌になり易い とは こういう理屈であります。

Dr 松田が、20年以上 病欠なしで 働き続けている 極意は、 物事を深く考えず 意外に お気楽な人生を送っているからかも しれません(笑)

先週の土曜日  目白「フォーシーズンズホテル椿山荘」 イタリア料理「イル・テアトロ」にて 昨年に続き 「松田歯科クリニック」の 新年会を行いました。 

デーモンシステム矯正治療におけるパラダイムシフト1

現在の フルメンバー となります。

ジョン・レノン、マイケル・ジャクソン・・・ そして ホイットニー・ヒューストン   どうも天才歌手というのは 非業の死を遂げることが多いようです。 ホイットニー・ヒューストン さんの御冥福を心よりお祈り申し上げます