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2010.06.21

ガミースマイルとインプラント矯正

昨日は、インプラント矯正の勉強会に行っておりました。 インプラント矯正は 日本ではまだマイナーな存在でありますが、今までの矯正治療の概念を変える素晴らしい治療法であります。

現在 世界的に広まりつつあるインプラント矯正ですが、最もインプラント矯正が進んでいるのは 実はお隣の韓国であります。その次が台湾でしょうか。

なんでアジアで発達しているのかと申しますと やはり東洋人の方が 骨格的に非常にシビアなケースが多いので どうしても矯正治療が難しくなるんですよね。  インプラント矯正、外科矯正 をしなければ治らないケースが多いので アジアで発達したということだと思います。

私も この冬には韓国に行く予定にしているのですが、この国の美意識というか 美容に対する情熱は半端ではありませんよね。  美容外科もそうですが、矯正治療、インプラント治療に対する認識も 日本を遥かに超越したものがあります。

実は 韓国では現在 歯医者さんは最も人気がある職業なんだそうですよ。学歴としても最難関クラスとなっているようです。  それだけ実入りが抜群にいい ということなのでしょうが、日本とは あまりにも状況が違いますので 羨ましくもありますね。

韓国では 10歳くらいからインプラント矯正を始めているようですし、色々と症例を拝見しましたが、意地でも歯を動かしてやる みたいな情熱が症例写真からは感じられました。 日本人の私の感覚からすると「結構 無茶してんな」というところですが。

でも患者様のほうも 兎に角 綺麗な歯並びにしたい という情熱に溢れているわけですからそれはそれで成り立っているのでしょう。

インプラント矯正の概念といいますか 理論的なものは難しくなってしまいますので 割愛させて頂きますが、絶対固定であるインプラントを矯正治療に応用することで 

1)まずヘッドギアなどの面倒 且つ大袈裟な顎外固定装置が不要になります。 

2)治療期間も大幅に短縮できます。 

3)今まで殆ど無理だった矯正治療ができるようになります。

ガミースマイルも今までの矯正治療では治し辛かった症状のひとつですが、インプラント矯正なら 非常にスムーズに治すことが可能となります。

インプラントを歯の根っこの上の方に1本 無いし2本埋入して ワイヤーごと引っ張ってあげるだけで 1か月ほど過ぎると 歯と歯茎の位置はみるみる下がっていきます。 ガミースマイルは 確実に改善できます。

インプラント矯正の欠点といいますか難点は、当然のことながら外科処置により インプラントを骨に埋入しなければならないことです。

しかしながら インプラント矯正に使用するインプラントは、とても細く小さなもので  通常のインプラント治療のように 大きなインプラントを骨を削って埋め込んで 半永久的なオッセオインテグレーション(インプラントと骨がくっつく)を目的とするようなものではありません。 

 

矯正治療の期間だけ 歯の根っこの間とかの骨に 細いネジのようなものを少しねじ込んで 治療が終わったら撤去するものです。 患者様への負担もリスクもそんなにはありません。

インプラント矯正は、多数のインプラント埋入実績と矯正力学に精通した「松田歯科クリニック」に 是非御相談下さい。 

さて 先週は毎日のようにインプラント治療を行っておりました。 「松田歯科クリニック」では基本的に お昼にインプラント治療を行いますので インプラントがあると 朝から夜の9時くらいまで ぶっ通しでの診療となります。

今週も幾つかインプラント治療があります。 日曜日は 勉強会や講演会も多いです。   

そんな日々を開業当初から無欠勤(講演などを除き)で行っておりますよ。 

おじさんがヒーローの「アイマンマン」という映画があるらしいですね。  私も充分に 鉄人、アイアンマンですよね。  町屋界隈で私を見かけたら「アイアンマーン」と呼んでください。 決して「アンパンマーン」とは呼ばないで下さいね。 あっ 勿論 冗談ですよ。