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2012.08.10

「ジルコニア革命」 セルコンZ冠とコンタクトレンズラミネートについて

ジルコニアセラミックス(酸化ジルコニウム(ZrO2)) の進化と共に  審美歯科の世界は 大きく広がりつつあります。 

今まで 難しかった奥歯の 金属を使用しないブリッジ や 歯の神経を温存したままでの 白い被せ物 などが 薄くても 非常に強度が高い ジルコニアの登場によって 可能となりました。 
 
これはもう 「ジルコニア革命」 といって差支えないでしょう。

「ジルコニア革命」のひとつとして 「セルコンZ冠」については  以前 御紹介致しましたので  今回は 「コンタクトレンズ ラミネート」について 御説明したいと思います。

コンタクトレンズ ラミネート」は  主に前歯に貼り付ける 薄いジルコニアであります。 「コンタクトレンズラミネート」を形成する場合の 歯の切削量は、従来の「ラミネートべニア」の場合の半分ほどですみます。  

エナメル質が残る範囲で 非常に薄く歯を削りますので 歯へのダメージは 従来の「ラミネートべニア」よりも格段に低くなるわけです。 

また 「コンタクトレンズラミネート」は 非常に薄く ベースとなる エナメル質の色調を反映し易くなりますので 審美性も 「ラミネートべニア」よりも格段に向上しています。

「ジルコニア革命」 セルコンZ冠とコンタクトレンズラミネートについて1

「コンタクトレンズラミネート」 装着 前後   前歯の 気になる 色調、 歯の隙間、 歯並び などの改善が  患者様に それほど負担のない形で 実現できます。「ジルコニア革命」 セルコンZ冠とコンタクトレンズラミネートについて2

コンタクトレンズ  ラミネート」は、  0.4㎜ の非常に強靭で 薄いジルコニア素材でできています。
ここで 2つほど お知らせがあります。

 当院では パッチテスト(皮膚アレルギー検査)などにより、 歯科金属に対するアレルギー が確認された患者様に対して  歯の中の金属材料を撤去して セルコンZ冠、 e-max(歯の部分的なセラミック補填材料) 、コンタクトレンズ ラミネート などの ジルコニア、 セラミック素材に 交換希望される場合  交換本数などに応じた 治療費の配慮を行っております。   

詳細は 院内にて 御相談下さい。  なるべく患者様の負担の少ない治療を心掛けたいと思っております。

 当院の お盆休みは、 8月13日 から 8月15日 とさせて頂きます。 宜しく御願い致します。

非常に暑い日が続いておりますが、どなた様も無理を強いて熱中症などにならぬようくれぐれも御配慮下さいませ。