ダイレクトボンディング

  私は 先日の日曜日  日本歯科審美学会セミナー「「さらに進化する審美修復」に出席するため 「ベルサール新宿グランド」に行っておりました。

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我々歯科医師が最も頻繁に使用する材料のひとつに コンポジットレジン というものがあります。 コンポジットレジンを簡単に説明すれば あなたがむし歯になった時に むし歯を削った後に埋める白いプラスチックのようなものです。

最新のコンポジットレジンには ナノテクノロジーとジルコニアテクノロジーの融合により、 天然歯に近い審美性や耐久性を兼ね備えたものがあります。 接着材料も格段に進歩してきました。

この最新のコンポジットレジンを幾層かに分けて 非常に手の込んだやり方で 天然歯に近い色調、形態にしていく方法を「ダイレクトボンディング」といいます。

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(図 説明) 前歯 破折に対する「ダイレクトボンディング」      before(上)  after(下)    *3M配布資料より添付
従来ならば強度的に問題があった このような大きな歯冠修復も コンポジットレジンで可能となりました。



通常 むし歯を埋める時に使用するコンポジットレジン、そして治療方法は 保険適応となるのですが、 「ダイレクトボンディング」になりますと 材料的にも作業工程の長さからも コスト的には 保険適応でやるのが難しくなってきます。 
漠然とした料金設定を申し上げれば 「保険のプラスチックよりは割高だけどセラミックよりは全然割安」という感じでしょうか。


「ダイレクトボンディング」の存在意義は セラミックに比較して割安であるという料金設定は勿論なのですが、本質的な存在価値は 「健全な歯を可能な限り削らない」 ミニマルインターベーション(最小限の浸襲) という考え方にあると思われます。

むし歯治療に対する一つの選択肢として 「ダイレクトボンディング」を御検討頂ければ幸いです。






さて 今年も残り僅かとなって参りました。 松田歯科クリニックの今年最大のトピックスは 矯正治療における「デーモンシステム」の採用でありました。

当院の矯正治療法において 「デーモンシステム」は 現在最も多くの患者様が選択されたシステムとなりました。 
今週も2名の患者様におきまして 「デーモンシステム」による矯正治療が始まりました。 昨日は夜の11時近くまで 上下デーモンブラケット装着を行っておりました。 

デーモンシステム」という矯正治療法の考え方の根底にも ミニマルインターベーションというものがあります。 患者様になるべく負担を掛けない矯正治療法として 今後も患者様から支持されるシステムであると確信しております。


現在は 成人において矯正治療を検討される方が増加していますので なるべく目立たない矯正治療法というものが支持されるわけですが、 やはり最も目立たない矯正治療法は舌側矯正であります。 

当院では「インコグニート」という舌側矯正を採用していますが、 その治療精度は素晴らしいものがあります。流石にオーダーメイドシステムだけのことはあります。

治療費は当院の矯正治療法としては 最も高価でありますが、他人に気づかれることなく 矯正治療を行いたい方には 最もお勧めしたい「インコグニート」であります。




今年のもう一つのトピックスは 「セルコンZ冠」や「コンタクトレンズラミネート」といったジルコニア新素材の採用であります。  金属アレルギーの方、お口の中に金属を使用したくない方への治療法が 当院においては完全に確立できた年となりました。




今年はインプラント治療においては様々な逆風があったわけですが、 再生医療によって歯ができるのはまだまだ先の話で御座います。  現時点におきまして 欠損補綴のファーストチョイスとして インプラント治療は やっぱり最も素晴らしい治療法であると私は確信しているわけです。 




松田歯科クリニックは 本年 新規患者様数において 私が東京で開業してから最多となりました。とても有難いことであります。 
来年も日々精進して多くの患者様の期待に応えられるようにしていく所存でありますので どうか宜しくお願い致します。

それでは来年が皆様にとって 良い年、飛躍の年でありますよう 心よりお祈り申し上げまして 本年最後のブログとさせて頂きます。


     
             「ファーアウェイ」  リベラ

     
       「オー・ホーリーナイト」 シャルロット・チャーチ 

    
           「オー・ホーリーナイト」 キャサリン・ジェンキンス

     
          「アヴェマリア」  サラ・ブライトマン

     
    「ハッピークリスマス」 (ワー・イズ・オーバー)  セリーヌ・ディオン

世界経済、そして日本経済は 暗澹たる不安で覆われていますが、 逃げ口上、スケープゴートとして 我々は決して二度と戦争という愚かな選択をしてはいけません。 

平和な日本、誇り高き日本を子孫に残すべく、 ひとりひとりが冷静になって 真剣に考える時が来たようです。