ソケットリフト or サイナスリト

秋冷の候 日増しに秋の深まりを感じる今日この頃でありますが、如何お過ごしでしょうか。  日光、那須を筆頭として北関東は紅葉のピークを迎えている様でありますね。

来週は学会で東北に行く予定でおりますので ついでに 少しばかり紅葉狩りをしてこようと思っています。


来週は東北ですが、 昨日の日曜日は 「第33回公益社団法人日本口腔インプラント学会中部支部総会・学術大会」に出席する為に  JR浜松駅お隣の「アクトシティ浜松」 コングレスセンターに行っておりました。

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     アクトシティ浜松                  コングレスセンター

先日の大阪での総会と比較すると 出席者の数があまりにも少なく ひっそりとした大会ではありましたが、非常に興味深い講演が幾つかありました。 


生憎の天気でしたので  学会終了後は何処にも行くことなく、浜松駅に移動したのですが、駅構内に 「ヤマハのオト」 という場所がありましたので  其処で暫く ヤマハサウンド(特に レクサスLFA)に酔いしれておりました。
  
       ヤマハのオト

駅構内を歩いてみて 改めて浜松という街は スズキとヤマハの街なんだな と思った次第です。

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  大正期の創建当初の外観に復元された 東京駅 (丸の内側)   



さて 当院では このところのインプラント治療におきまして 「ソケットリフト」という術式を多用しております。 上顎の奥歯のインプラントをする時 骨が薄い場合 サイナスリフト術 若しくは ソケットリフト術 という術式が必要になってきます。 

特に骨の厚みが 3~5mm以下の場合 サイナスリフト術によって しっかりと骨造成を行ってからインプラント埋入を行った方がいい と言われております。

しかしながら 患者様主体のインプラント治療という側面からは サイナスリフト術は あまりにも患者様の負担が大き過ぎるのも事実であります。 

また ソケットリフト術においても 従来の オステオトーム・テクニックは、金槌で釘を打つが如く 骨を叩いていくので 「眩暈がする」とか「もう2度とやりたくない」などと 非常に患者様から不評でありました。


当院では ソケットリフト術におきまして リフティングドリルによる治療をやり始めて4年ほどになりますが、 オステオトームを使用していた時にあったような患者様からの不評は全くなくなりました。

治療自体の精度も オステオトーム時代よりも遥かに高くなっており、 更に ソケットリフトにおいても バルーンリフト・テクニックを併用することにより、サイナスリフトに近い 完成度も得られるようになってきました。

ソケットリフト1バルーンリフト

上顎骨と上顎洞とを隔てる上顎洞粘膜   バルーンリフトテクニック(上顎洞粘膜をリフトアップします)



以下の写真は 先日 行ったソケットリフト症例です。  

ソケットリフト 術前DSC00798

サイナスリフト症例となるべく 骨の薄い部分も存在する症例であります。


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黄色の線で書いた上顎洞底の粘膜( シュナイダー膜)を破らないようにしてリフトアップさせます。 
上顎骨とシュナイダー膜の間に インプラント体(フィクスチャー)と 骨補填材(将来 骨に置換され
るものです)を入れていきます。

バルーンリフトテクニックは使用しておりませんが、リフティングドリルと骨補填材の使用により、
全く患者様に負担の無い治療ができました。   治療時、治療後 共に殆ど痛みはなかった 
ということでありました。


患者様主体のインプラント治療、患者様への負担の少ないインプラント治療 に変化していかなけ
ればならないのは 時代の要請でもあるわけですから 当院では 今後とも 様々な側面から 負
担の少ないインプラント治療を目指して参りたいと思っております。